APICTLight(アピクトライト)の特長
特長3:安易なモデリング(2)
- ■APICTLightには既製モデルとして、基本パターンを準備しています。
- 生産スケジューラーFLEXSCHEを利用して負荷の平準化を行った生産計画を立案することができ、従来の人による山崩し作業を省略することができます。
また、業務効率向上と変化への即応性が格段に改良され、物作りの効率を飛躍的に向上することができ、物作り企業の生き残りにも繋がります。
しかし、このための負荷平準化をFLEXSCHEに実行させるためには、生産される製品ごとの個別生産モデルを作成(モデリング)し、マスタデータを整備する必要があります。 このモデリングとマスタ整備は、FLEXSCHEを運用するうえでのネックになりかねず、折角の負荷平準化機能を生かした生産計画運用の障害となります。
そこでAPICTLightは、製造業向けの基本モデルをあらかじめ準備しておき、対応する生産モデルに近い基本モデルを選択して簡単に利用できる仕組みを用意しています。
組立モデル1
- ・複数の構成品からなる製品の組立モデル
- ・構成品の生産工程は消費によって自動計画されない
→消費連鎖タイプ「0」 - ●工程設計
- ●割付け結果
組立モデル2
- ・複数の構成品からなる製品の組立モデル
- ・構成品の生産工程は消費によって自動計画される
→消費連鎖タイプ「1」 - ●工程設計
- ●割付け結果
組立モデル3
- ・複数の構成品からなる製品の組立モデル
- ・構成品の生産工程は消費によって在庫が不足している場合に自動計画される
→消費連鎖タイプ「3」 - ●工程設計
- ●割付け結果
組立モデル4
- ・複数の構成品からなる製品の組立モデル
- ・構成品の生産工程は消費によって在庫が不足している場合に自動計画される
- ・品目毎に設定された補充ロット単位で構成品の生産が計画される
→消費連鎖タイプ「6」 - ●工程設計
- ●割付け結果
単工程モデル1
- ・構成品がない製品の工程モデル
- ●工程設計
- ●割付け結果
単工程モデル2
- ・中間品目がある製品の工程モデル
- ・中間品の生産工程は消費によって在庫が不足している場合に自動計画される
- ・品目毎に設定された補充ロット単位で中間品の生産が計画される
→消費連鎖タイプ「6」 - ●工程設計(中間品目)
- ●工程設計(完成品目)
- ●割付け結果(中間品目)
- ●割付け結果(完成品目)
- ■消費連鎖タイプについて
- APICTLightは繰り返し生産を含む個別受注生産モデルを基本対象としていますが、
作り置き生産に対応できる下記の連鎖タイプ設定も用意されています。
№ | 連鎖タイプ | 機能 |
---|---|---|
1 | 「0」 | 構成品の作業を自動生成しない。人の判断による任意の計画をする。 |
2 | 「1」 | 構成品の作業を自動生成し、必要数を必要な時期に計画する。 |
3 | 「3」 | 計画上の予定在庫を考慮し、不足している構成品を必要数分※だけ計画する。 |
4 | 「6」 | 計画上の予定在庫を考慮し、不足している構成品をロット単位で計画する。 |
※必要数分:オーダ数×構成員数 |